ジュースが体に悪いといわれる理由とは?避けるべき甘味料や添加物を徹底調査!

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ジュースが体に悪いといわれる理由とは?避けるべき甘味料や添加物を徹底調査!

喉が乾くとついつい買ってしまうジュースや炭酸飲料。

コンビニやスーパーには次々と新発売のジュースやコーヒー、紅茶などが並んでいて飲んでみたくなりますよね。

ジュースは子どもがよく欲しがりますが、甘みが強いものが多く、砂糖がどれだけ入っているのか心配になったことはありませんか?

その他にも、ジュースの原材料には添加物が何種類も入っていて、体に悪いといわれている理由のひとつになっています。

今回は、コンビニやスーパーで買えるジュースが体に悪いといわれる理由と、原材料に入っている避けるべき甘味料や添加物について解説します。

この記事がおすすめな人
  • ジュースが体に悪い理由を知りたい
  • ジュースに入っている添加物が知りたい
  • ジュースの中身が安全か気になる
  • 安全なジュースが知りたい
もくじ

ジュースが体に悪いといわれる理由

ジュース

ジュースが体に悪いといわれる理由は主に次の3つです。

  • 砂糖などの糖分が多い
  • 添加物が入っている
  • 栄養がほとんどない

砂糖や食品添加物の取りすぎは体に悪いと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

また、フルーツや野菜ジュースなど、栄養が入っていると表記してある飲み物でも栄養が全くないということがあります。

砂糖などの糖分が多い

砂糖

ジュースや炭酸飲料の多くは、1日の摂取量を超える量の糖分が入っています。

WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、1日に摂取する砂糖の量を、1日の総エネルギー量の5%未満に抑えるべきだと推奨しています。

計算すると、大人1人あたりが1日に摂取してもよい砂糖の量は25gまでということになります。

そこで、ジュースや炭酸飲料に入っている糖分の量を調査してみました。

なっちゃんオレンジ(500ml)いろはす もも(500ml)アクエリアス(500ml)コカコーラ(500ml)午後の紅茶 ミルクティー(500ml)
糖分量46g26.6g23g56.5g39g
角砂糖の量約12個約8個約7個約17個約11個
参考元:さかい歯科クリニックみゆき歯科医院

糖分量だけ見ても、1日に推奨されている摂取量を超えている商品がほとんどです。

一見、砂糖があまり入っていなさそうな「いろはす」や「アクエリアス」も、角砂糖7〜8個分の糖分量があり驚きました。

ジュースの他にも、お菓子や食事から砂糖を取る場合もあるので、500mlのジュースを1本飲むだけで、かなりの量の砂糖を摂取することになります。

また、砂糖や糖分の取りすぎは健康面でも注意が必要です。

【砂糖の過剰摂取によって起こる可能性のある疾患】

・肥満

・糖尿病

・うつ病

・アルツハイマー

・動脈硬化

・腎臓病

・肝障害

・骨粗鬆症

・白髪

・肌のたるみ、しわ、くすみ

これらは生活習慣や遺伝的な要素なども関係する疾患で、砂糖の過剰摂取だけが問題ではありません。しかし、砂糖もひとつの原因になることは覚えておく必要があるでしょう。

引用元:新宿ストレスクリニック

糖尿病は大人がなる病気と思われがちですが、まれに子どもも発症するので例外ではありません。

清涼飲料水を水分代わりに摂取するのは、子どもも大人も避けることをおすすめします。

添加物が入っている

添加物

ジュースの原材料表示を見ると、砂糖だけではなく聞きなれない食品添加物の名前が並んでいますよね。

添加物の中には、取りすぎると体に悪影響を及ぼす成分も含まれています。

国で認可されている添加物だから危険なものではないでしょ?

と思われるかもしれませんが、添加物の安全性は適正な摂取量を守った場合です。

また、添加物の安全性のテストは1種類ずつ行われているため、複数の添加物を摂った場合の安全性までは保証されていません。

少量では危険性がないとされていますが、なるべく摂取するのを避けてリスクを減らした方が安心です。

栄養がない

野菜ジュース

ジュースには、ビタミンやミネラルなどの栄養があると表記している野菜ジュースや栄養ドリンクがたくさん売られていますが、それだけで1日に必要な栄養は取れません。

野菜ジュースのほとんどは、加熱され濃縮還元で作られているため、ビタミンCなど熱に弱い栄養素は壊されてしまいます

加熱しても栄養素が残る成分もあるので、全く栄養が取れないというわけではありませんが、生の野菜を食べたときに取れる栄養とは別物になります。

なので、野菜が嫌いだから野菜ジュースを飲んでいればよい、というのは大きな間違いです。

必要な栄養素は野菜や肉・魚などの食品から摂るのがベストです

また、野菜ジュースには飲みやすくするために、砂糖や人工甘味料などの糖分や、添加物が入っている商品もたくさんあります。

栄養を摂るためにジュースを飲んだのに、体に害がある成分を摂ってしまっては意味がありません。

ジュースに入っている避けるべき添加物

コーラ

ジュースや炭酸飲料に入っている添加物の危険性を解説します。

今後、ジュースを買うときは裏側の原材料を見て、危険な添加物に気をつけてください。

果糖ぶどう糖液糖

ジュースや炭酸飲料には、砂糖よりも甘味が強い「果糖ぶどう糖果糖」という甘味料が多く使われています。

日本では果糖ぶどう糖果糖は添加物ではなく原材料の中に表示されていますが、注意が必要な甘味料です。

「果糖ブドウ糖液糖などの糖類が含まれるコーラなどの清涼飲料を1日1回以上摂取すると、体重増加や肥満につながりやすいことが、多くの研究で確かめられています。高カロリーの清涼飲料は、それ自体が満腹感をもたらすことはなく、食事のカロリー摂取量が減ることはありません。結果として体重増加を引き起こしやすいのです」と、フー教授は指摘している。

研究チームは、過去に発表された疫学研究のレビューとメタ解析を行った。その結果、高カロリーの清涼飲料を摂取すると、2型糖尿病や心血管疾患、脳卒中などのリスクが増加することが判明した。

引用元:糖尿病ネットワーク

果糖ぶどう糖液糖の1番の問題は、砂糖よりも健康リスクが高いということです。

体内に入るとすぐに吸収されて、血糖値が急激に上昇します。健康リスクを高める食品なので注意が必要です。

また、異性化糖の危険性からアメリカでは使用に規制がかかり、菓子パン類の果糖ぶどう糖液糖の使用をやめて砂糖のみに変更した大手企業もあります。

いろいろな企業は甘味料を異性化糖から砂糖に変える動きとなりました。

大手のコーヒーショップであるスターバックスコーヒーも、2009年に菓子パン類の甘味原料をすべて、砂糖に切り替えたそうです。

このため、アメリカでの果糖ぶどう糖液糖の消費量は現在減少傾向にあります。

引用元:HNS

果糖ぶどう糖果糖は「異性化糖」といい、果糖(フルクトース)の含有量によって4種類に分けられています。

  • 果糖含有率50%以上90%未満 → 果糖ぶどう糖液糖
  • 果糖含有率50%未満 → ぶどう糖果糖液糖
  • 果糖含有率90%以上 → 高果糖液糖
  • 上記の液糖に10%以上の砂糖を加えたもの → 砂糖混合異性化液糖

名前が似ていて少しずつ違いますが、ジュースやデザートなど甘味がある商品によく使われています。どれも異性化糖なので注意してください。

異性化糖はとうもろこし、じゃがいも、さつまいものデンプンからできています。

とうもろこしやじゃがいもは、遺伝子組み換えの可能性が高い食品の一つです

遺伝子組み換え企業は「遺伝子組み換え作物と通常の作物は実質的に同じものであり、危険はない」と説明してきました。しかし、世界中では遺伝子組み換え作物を食べることにより、免疫疾患や不妊などさまざまな健康被害が出るという調査結果が報告されています。残念ながら日本のマスコミにはこうした情報が流れることはほとんどありません。

引用元:APLA

遺伝子組み換えの食品は世界中で危険性が報告されています。遺伝子組み換え食品は避けるのは難しいですが、摂取しないことが安心です。

遺伝子組み換え食品については、「遺伝子組み換え食品は何が問題で危険性はある?意外と知らない利用例を紹介」の記事で解説しています。

人口甘味料

アクエリアス

ゼロカロリーや糖質ゼロのジュース、スポーツドリンク、炭酸飲料には砂糖や果糖ぶどう糖果糖の代わりに人工甘味料が使われています。

人工甘味料はアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKなどが有名です。

ジュースや飲み物の他にも、日本の食品に幅広く使用されています。

甘味が強く、砂糖の200〜600倍ほどの甘さがあり、砂糖よりも少量で十分な甘さを感じられるので、摂取カロリーを抑えることができます。

また、人工甘味料には糖が含まれていないので、血糖値の上昇がなく、虫歯の予防になるというメリットがあります。

一見メリットが多く、肥満や糖尿病などの予防にもなりそうな人工甘味料ですが、体に害をもたらす可能性は否定できません。

人工甘味料は、果糖ぶどう糖果糖などの異性化糖と違い、化学的に合成して作られた物質です。

「アセスルファムKを含む餌をイヌに2年間食べさせた実験では、ウイルスや細菌を攻撃する白血球の一種であるリンパ球が減少し、肝機能障害を示すALT(GPT)の値が上昇しました。スクラロースも動物実験で、リンパ組織にダメージを与えることがわかっています。つまり、人工甘味料を日常的に摂取すると、免疫力が低下する可能性があるのです。人工甘味料は安定した物質で腐らない。メーカーとしては使いやすいのでしょう」

引用元:Anti Additive

人工甘味料は化学物質なので体内で分解されにくく、免疫を低下させる可能性があるといわれています。

アルパムテールは摂取すると腸でフェニルアラニン・アスパラギン酸のアミノ酸、有毒なメタノールに分解・吸収されます。

アスパルテームによって引き起こされる症状は激しい頭痛、うつ病、不眠症、体重増加、めまい、嘔吐、疲労、抜け毛、手の震え…など多岐にわたるといわれています。

引用元:BIOPLE.jp

体の中で有害なメタノールになるというだけでも怖いお話ですが、アルパムテールが引き起こす健康被害の可能性があるといわれており、今も世界中で研究が進められています。

人工甘味料の危険性については、「【これだけは避けたい添加物】人工甘味料の危険度ランキング|管理栄養士が解説」の記事で解説しています。

酸化防止剤(ビタミンC)

紅茶花伝

ジュースだけでなく酸化防止剤として市販のお茶によく使われているビタミンCにも注意が必要です。

添加物として入っているビタミンCは人工的に作られたもので、野菜やフルーツに含まれている天然のビタミンCとは違います。

日本で使われているビタミンCは、「L-アスコルビン酸」とも呼ばれます。実は、この大半は中国産だということをご存じでしょうか。食品添加物(酸化防止剤)として、緑茶などのペットボトル飲料にも使われています。ビタミンCに限らず、中国産の食品添加物が劣悪であることは周知の事実ですが、それは副産物である不純物が多いからです。つまり、ビタミンCを合成してつくり出す時に、ほかの物質も化学合成され、それが多量に含有されているのです。もちろん、合成されたビタミンCそのものの質も劣悪です。

引用元:Business Journal

ビタミンCはL-アスコルビン酸とも呼ばれ、その多くが中国で生産されています。

中国産の食品添加物は質が悪いといわれており、生産過程で不純物が多く、成分に不安が残ります。

また、添加物であるビタミンCの原料のほとんどは遺伝子組み換えのトウモロコシやじゃがいもです。

摂取してすぐに体調が悪くなるわけではありませんが、原料が遺伝子組み換えで作られた食品はなるべく避けるようにしたいですね。

ビタミンCにはあと1つ覚えておきたい注意点があります。

さらに、安息香酸NaがビタミンCと反応すると、ベンゼンに変化する。このベンゼンは発がん性があるという。「ベンゼンはなかなか壊れないため、体内で異物となってぐるぐる巡り、特に造血器官である骨髄に悪影響をもたらして白血病を起こすと考えられている

引用元:東洋経済

ビタミンCも安息香酸ナトリウムもジュースだけではなく多くの食品に添加されているので、複数の添加物を摂取する場合は気をつけた方がよいでしょう。

酸化防止剤の影響については、「【これだけは避けたい添加物】酸化防止剤は体に悪い?|危険性と体への影響を管理栄養士が解説」の記事で解説しています。

>赤ちゃん用麦茶・ジュースの酸化防止剤は大丈夫?添加物のビタミンCの安全性を解説

カラメル色素

カラメル色素

カラメル色素はコーラなどの茶色い飲み物や食品によく使われている着色料です。

プリンなどのお菓子に使われるカラメルソースを想像すると、危険性はないように思いますが、添加物であるカラメル色素は別物です。

カラメル色素は4種類あり、その中でも「カラメル色素Ⅲ」「カラメル色素Ⅳ」の製造過程に問題があります。

カラメル色素Ⅲとカラメル色素Ⅳは原料のデンプンや糖類にアンモニウム化合物を加えて熱処理を行います。

アンモニウム化合物は熱を加えると「4-メチルイミダゾール」という発がん性がある化学物質に変化します。

カラメル色素は4種類ありますが、原材料にはカラメル色素やカラメルとしか書かれていないため、どのカラメル色素が使われいているかはわかりません。

また、原料のデンプンは輸入のトウモロコシを使う場合がほとんどなので、遺伝子組み換えである可能性は高いでしょう。

添加物や人工甘味料が入っていないジュースはある?

ジュース

ジュースや炭酸飲料には体に害を及ぼす危険性がある添加物が含まれていることがわかりましたね。

コンビニやスーパーでは添加物が入っていないジュースはなかなか買うことができませんが、人工甘味料は未使用、添加物は酸化防止剤のみという比較的安全なジュースは購入できます。

イオンやコストコ、生協のスーパーであるコープに有機果汁を使ったジュースが置いてあるのでぜひチェックしてみてください。

有機JAS認定の商品は遺伝子組み換えの原料を使っていないので安心です。

日本のメーカーではタカナシ乳業やヒカリ、ナガノトマトが無添加のジュースを製造しています。

自然食品のお店や通販サイトで購入できますよ。

無添加や添加物が少ないジュースについては「オーガニック果汁100%ジュースのおすすめ4選!コストコ・スーパーで買うならコレ!」の記事で詳しく紹介しています。

ジュースが体に悪いといわれる理由のまとめ

ジュース

今の日本のコンビニやスーパーでは人工甘味料、添加物が入ったジュースばかり売られています。

原材料の中には危険な人工甘味料や添加物があることも報告されているので、健康リスクを避けるためには自分たちで安全な商品を見極める力が必要です。

市販ではなかなか手に入りませんが、無添加のジュースはたくさんあります。

どうしてもジュースをやめられない人は、天然の甘味がある果汁100%のフルーツジュースや無添加の炭酸飲料を試してみてくださいね。

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