赤ちゃん用麦茶・ジュースの酸化防止剤は大丈夫?添加物のビタミンCの安全性を解説

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赤ちゃん用麦茶・ジュースの酸化防止剤は大丈夫?添加物のビタミンCの安全性を解説

赤ちゃん用麦茶・ジュースは大人用よりも薄く作られており、味に敏感な子どもでも飲みやすいように作られています。

特に消費量の激しい夏場においては、ストックしているご家庭は多いのではないでしょうか。

何かと重宝する赤ちゃん用麦茶やジュースですが、酸化防止剤のビタミンCが添加されているのが気になりますよね。

みのり

そこで今回は、酸化防止剤のビタミンCは赤ちゃんにあげても大丈夫か、ジュースやお茶に含まれる酸化防止剤の安全性について管理栄養士みのりが解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 酸化防止剤のビタミンCの安全性が気になる方
  • 赤ちゃんに酸化防止剤は大丈夫か気になる方
もくじ

赤ちゃん用麦茶・ジュースの酸化防止剤は大丈夫?

赤ちゃん用麦茶やジュースなど、様々なベビー食品に使用されている酸化防止剤は安全性が高いとされています。

気にするべきは、酸化によって味や風味が損なわれてしまい、本来の食品の味や見た目と変わってしまうことです。

以下は、一般家庭でも使用されている酸化防止剤の例です。

切ったりんごをレモン水につけると変色しないのは有名ですね。

それは、レモンに含まれるビタミンCが変色を防いでいるからです。

普段から何気なく行っている料理工程にも酸化防止剤としてのレモン(ビタミンC)が使われています。

このように、変色を防ぐために使用されるレモンは、酸化防止目的となり、食品表示としては酸化防止剤のビタミンCとなります。

酸化防止剤は、風味や味の劣化を遅らせ、一つの商品として安定した味を提供するためには必要不可欠で、安全性は高いとされているので必要以上に避けなくて良いです。

添加物のビタミンCの安全性

酸化防止剤として添加されるビタミンCは、安全性が高いとされています。

水溶性であるビタミンCは、体内で蓄積されずに余った分は尿中に排出されます。

一方で、酸化防止剤の原料となるじゃがいもやとうもろこしは、遺伝子組換えされたものが使用されています。

遺伝子組み換え食品は安全性が高いと認められていますが、一部消費者からは子や孫世代に及ぼす影響や生態系へ及ぼす影響が懸念されていることも事実です。

みのり

添加物として使用されるビタミンC量は少ないですが、気になる方は酸化防止剤不使用のものを選んでも良いですね。
ただし、早めに使い切るようにしましょう。

◯参考文献
https://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-l_calciumascorbate.pdf
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/anzenka/attach/pdf/GM1-1.pdf

安全な赤ちゃん用飲料の選び方

赤ちゃん用りんごジュースの選び方は、ストレートか濃縮還元であるかが重要なポイントになります。

  • ストレート」とは、生の野菜や果物をそのまま絞って作られたもの
  • 濃縮還元」とは、加熱処理されたのち、水を足して再び液体にしたもの

水分を飛ばすことで重量とかさが減り、輸送費の削減につながるため輸入野菜・果物を使用したジュースにはこの「濃縮還元」が使用されることが多いです。

さらに、濃縮還元は加熱処理された際に、熱に弱い水溶性ビタミン(ビタミンCやビタミンB群)はほとんど壊されてしまっています。

みのり

酸化防止剤が気になる方はいますが、還元濃縮かストレ―トのどちらを選ぶのかも、今一度確認しましょう。

赤ちゃん用麦茶・ジュースの酸化防止剤は大丈夫?添加物のビタミンCの安全性のまとめ

酸化防止剤のビタミンCは赤ちゃんにあげても大丈夫なのか解説しました。

ジュースやお茶に含まれる酸化防止剤のビタミンCは、比較的安全性が高いとされています。

ビタミンCは、体内で使用されなかった分は蓄積されることなく尿中に排出されます。

過度に酸化防止剤を避ける必要はありませんが、遺伝子組み換えされたじゃがいもやとうもろこしが原料であることは覚えておきたいですね。

過剰摂取には十分注意して市販のジュースや赤ちゃん用のお茶を適度に利用しましょう。

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この記事を書いた人

‘94年生まれ、たべることが大好きな管理栄養士で2児の母です。自身の体調不良と子どもたちの「味覚を守りたい」という想いから、1年ほど前に無添加生活をスタート。Instagramでは食育×身体にやさしい保存食レシピを中心に紹介しています。

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