トランス脂肪酸フリーのマーガリンはある?トランス脂肪酸の少ないマーガリン12選
毎朝トーストに塗るときにバターの代わりに塗ることが多いマーガリン。
バターよりも塗りやすい上に、価格もお手頃なマーガリンを冷蔵庫に常備している家庭は多いのではないでしょうか。
しかし、このマーガリンにトランス脂肪酸がどれだけ入っているのか気になりますよね。
今回は各メーカーのトランス脂肪酸の含有量とトランス脂肪酸の少ないマーガリンを12個紹介します。
トランス脂肪酸フリーのマーガリンはある?
結論から言うと、トランス脂肪酸ゼロのマーガリンはありませんでした。
メーカーでもトランス脂肪酸を減らす努力をしており、2005年頃の量よりも1/10まで減らした商品があります。
しかし、トランス脂肪酸が少ないほど濃厚な風味が少なくあっさりしてしまいます。
トランス脂肪酸の過剰摂取は人体への悪影響があることは確かですが、適量でバランスの良い食事を心がければ、影響は少ないです。
日本では、1日に平均0.7gのトランス脂肪酸を摂取しています。
マーガリンを10g使っても、多くて0.2gのトランス脂肪酸です。
10年以上前と比べて劇的にトランス脂肪酸の含有量が減っているので過剰な心配はしなくてよいですね。
トランス脂肪酸含有率の少ないマーガリン12選
トランス脂肪酸ゼロのマーガリンはありませんでしたが、毎日の朝食にマーガリンを使いたいという人もいますよね。
そんな方向けに、トランス脂肪酸の少ないマーガリンを12個ご紹介します。
トランス脂肪酸の含有量が同じくらいのものが多かったので、ランキングにはなりませんが、少ない順番に載せています。
マーガリン100gあたりのトランス脂肪酸が入っている量と塩分も記載しているので参考にしてください。
マーガリンよりも、バターや健康にいいオイルがおすすめです!
小岩井マーガリンヘルシー芳醇仕立て
小岩井マーガリンヘルシー仕立ては、べに花油を使用しており、オリーブオイルに多く含まれているオレイン酸が含まれています。
バターのような風味を感じさせてくれるマーガリンですが、香料は使っていません。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、発酵乳、食塩、ナチュラルチーズ/乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、カロテン色素、(一部に乳成分・大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.11g |
食塩相当量 | 1.1g |
参考価格 | 344円 |
小岩井マーガリン発酵バター入り
マーガリンの中では少々、お高めの値段になります。
発酵バターが入っており香りや風味は強く、バターに近いマーガリンです。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、バター、バターミルク、食塩/乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カロテン色素、(一部に乳成分・大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.27g |
食塩相当量 | 1.2g |
参考価格 | 480円 |
創健社 植物性発酵豆乳入りマーガリン
植物からできた乳酸菌で豆乳を発酵させることによって作られたマーガリンです。
食用油脂は、べに花油とパーム油でできています。
豆乳系のあっさりとした風味が好きな方におすすめのマーガリンです。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、発酵豆乳(大豆を含む)、食塩/レシチン(大豆由来)、酸化防止剤(トコトリエノール) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.3g |
食塩相当量 | 1.0g |
参考価格 | 351円 |
創健社 ハイプラスマーガリン
オレイン酸が多いべに花油を使っているだけではなく、生クリームや発酵乳を使ってます。
そのためコクがありなめらかな食感です。
パンやお菓子づくりに好適です。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、発酵乳、全粉乳、クリーム、食塩/レシチン(大豆由来) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.3g |
食塩相当量 | 1.0g |
参考価格 | 307円 |
パン屋さんのおいしいマーガリン
パン屋さんでしか手に入らないマーガリン。
帝国ホテルマーガリンの製造者と同じ月島食品工業株式会社のマーガリンです。
一般的なマーガリンに使用されている乳化剤や香料、酸化防止剤が使用されていません。
ロレーヌ産の岩塩と北海道産の生クリームを7%使っているのがポイントです。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、クリーム、発酵乳、濃縮乳、食塩、乳等を主要原料とする食品 |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.4g |
食塩相当量 | 記載なし |
参考価格 | 346円 |
帝国ホテル ホテルマーガリン
1976年から発売され、今も販売されているマーガリン。
べに花油と発酵乳によりバターの風味があるマーガリンです。
着色料・香料や酸化防止剤も入っていません。
誰もが満足できるような味になるよう、開発を重ねて作られたこだわりのマーガリンです。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、発酵乳(乳成分を含む)、食塩/レシチン(大豆由来) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.5g。 |
食塩相当量 | 1.2g |
参考価格 | 445円 |
ホテルオークラマーガリン
バターのコクがあり、くちどけの良いマーガリンです。
パンに塗るだけでなく、魚や肉のソテーにも良く合います。
発酵バターをしており、上品な味であると定評のあるマーガリンです。
原材料名 | 食用植物油脂、食用精製加工油脂、バター、脱脂粉乳、食塩、発酵乳/乳化剤、香料、カロチン色素、(原材料の一部に大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 1g |
食塩相当量 | 1.3g |
参考価格 | 271円 |
セブンイレブン 豊かなバター風味かろやかソフト
製造元は明治乳業で、軽い口当たりで味が良いと評判のあるマーガリンです。
なによりもコスパの良さはダントツ。
コスパの良さとコクのあるマーガリンよりもあっさりとした方がお好きな方におすすめのマーガリンです。
原材料名 | 植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、ホエイパウダー(乳製品)/乳化剤、香料、着色料(カロチン)、(原材料の一部に大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 1g |
食塩相当量 | 記載なし |
参考価格 | 213円 |
シズヤ特性カルネマーガリン
ちょっとお高めですが、京都の志津屋という昔からの有名なパン屋さんで愛されてきたカルネに使われるマーガリン。
ご自宅で簡単にカルネを再現することができます。
ホイップされているので軽いくちどけです。
原材料名 | 食用精製加工油脂(国内製造)、食用植物油脂、乳脂肪、クリームチーズ、食塩、乳清ミネラル、酵母エキス/加工デンプン、酒精、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E)、着色料(カロチン)、(一部に乳成分を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 1.03g |
食塩相当量 | 1.2g |
参考価格 | 972円 |
雪印メグメグミルク ネオソフト
1968年から続いているロングセラー商品のネオソフト。
100gあたりのトランス脂肪酸量は含まれていますが、0.5gと少量です。
ちなみにこちらは油脂が入っている量が66%でパンに塗りやすく、ファットスプレッドと呼ばれています。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、食塩、粉乳/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 0.5g |
食塩相当量 | 1.2g |
参考価格 | 415円 |
明治 チューブでバター1/3
スーパーで見かけることの多いチューブタイプのチューブでバター1/3は、原料の油脂にバターを1/3使用しています。
チューブなのでやわらかく、ほしい分だけ使えるところがポイントです。
原材料名 | コーン油(国内製造)、バター、食用精製加工油脂、なたね油、食塩/カゼインNa、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、着色料(β-カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 2g |
食塩相当量 | 1.6g |
参考価格 | 427円 |
雪印メグミルク バター仕立てのマーガリン
バター仕立てのマーガリンは、バターが15%も配合されているマーガリンです。
しっかりバターのようなコクとほんのりと塩気を感じることができます。
バターの風味と塩味を感じたい方におすすめのマーガリンです。
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、食用精製加工油脂、バター、粉乳、食塩/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む) |
100gあたりのトランス脂肪酸 | 2g |
食塩相当量 | 1.5g |
参考価格 | 319円 |
まとめ
今回はトランス脂肪酸がゼロのマーガリンを探しましたが、ありませんでした。
企業努力によりコクを残しつつトランス脂肪酸の含有量を減らしたマーガリンを生産している会社はあります。
また、今回紹介したマーガリンでトランス脂肪酸が一番多いものは100gあたり2gです。
12個のトランス脂肪酸の少ないマーガリンの中から、お気に入りのものを見つけてみてくださいね。
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