ゲランドの塩が汚いってホント?不純物は問題ないか調査
ゲランドの塩は、フランスのブルターニュ地方で古代からの製法で作られている海塩です。
プロの料理人も使うほどおいしいと人気がある一方で、ゲランドの塩は汚い、塩以外のものが混ざっているとの声があります。
ゲランドの塩が汚いと言われるのは本当であるのか気になりますよね?
そこで今回は、ゲランドの塩がなぜ汚いと言われるのか?汚い理由や不純物は食べても問題ないのかを調査しました!
- ゲランドの塩がなぜ汚いのか知りたい
- ゲランドの塩の不純物は食べても大丈夫なのか知りたい
ゲランドの塩が汚いってホント?不純物は問題ないか調査
ゲランドの塩は本当に汚いのでしょうか?
また、塩の結晶以外の不純物は本当に入っているのか調べてみました!
ゲランドの塩は灰色をしています。日本の一般的な塩と比べてみると色の違いがわかりますね。
お湯に同量の塩を入れて溶かしてみます。
いかがでしょうか?ゲランドの塩は底に何かが沈んでいます…。
世界的にみても大変希少な古式製法で作られているゲランドの塩ですが、不純物が入っていることがあります。
口コミでは「スープに砂が沈んでいた」「サラダにかけたらジャリっとした」など砂が入っているとの意見があります。
では、全部出して目視で確認してみます!
簡易的に5分ほど目視で確認しただけで、黒い粒や小石、鳥の羽のようなものを発見しました…。
不純物が入っていたという口コミは本当でした。
では、なぜゲランドの塩に黒い粒や小石などの不純物が混入しているのでしょうか。
ゲランドの塩が汚い理由
なぜ、ゲランドの塩は汚いと言われるのでしょうか?
汚いと言われる理由は、不純物が入っていること、色が灰色であること。この2点が考えられます。
不純物が入っている
ゲランドの塩が汚いと言われる原因は、厳格に決められた製塩方法にあると考えられます。
ゲランドの塩は粒の大きさと収穫方法によって3種類に分けられます。
大粒のグロセル。グロセルを細かくひいた細粒のセルファン。そして、フラワーソルトと呼ばれる希少なフルールドセル。
フルールドセルはグロセルと収穫方法が異なるため灰色ではなく純白です。
口コミなどで「ゲランドの塩が汚い」と言われているのは、グロセルかセルファンです。
細粒のセルファンの商品パッケージ裏面には、以下の画像のように記載があります。
“「ゲランドの塩生産者組合」の塩製品は伝統的な製法のため、自然物等が混入する場合がありますが品質に影響はありません”
不純物が入っている可能性があることは間違いないですね!
ゲランドの塩はフランスブルターニュ地方で古代から続く製法で作られています。
フランス政府の保護環境地域で、ナチュール・エ・プログレ(フランス有機農業推進団体) の厳格なオーガニック基準を守り、古式製法天日海塩製法により手作業で塩を収穫します。
塩田に沈んだ塩の結晶を、クワのような道具を使いかき出し、かき出した塩の結晶は山のように積まれて自然乾燥させ出荷されるのです。
ゲランドの塩は、ナチュール・エ・プログレのオーガニック規定により塩の洗浄・精製は禁止されています。
手作業と機械で金属と目視できるサイズの不要物は取り除かれますが、塩田由来の砂や海藻、エビ、その他海の極小さな生き物などが混入している場合があります。
また、ゲランドの塩は日本の一般的な塩と比べて灰色がかった色をしています。
日本の一般的な塩は透明感があり真っ白なものが多いです。
日本の一般的な製法は「イオン交換膜製塩法」です。
海水を汲み上げ濾過器で不純物を取り除き、イオン交換膜透析槽で海水を濃縮してから真空の釜で煮詰めて作られます。
真っ白できれいですがミネラルは入っていません。
ゲランドの塩は、古代から変わらない「古式製法天日海塩製法」です。
海水を貯水池へ高低差を利用して引き込み、太陽と風の力で海水を蒸発させ、塩分濃度を上げながらゆっくりと塩田へ巡らせます。
収穫する塩田へ着くまでに不純物は沈み、極限まで濃縮された海水になります。
収穫は手作業でおこなわれ、水面下で結晶化した塩をかきだし自然に乾燥させます。
灰色をしている
ゲランドの塩が汚いと言われる理由として、灰色なのは「塩によごれがついている」と感じるからではないでしょうか?
真っ白な塩に見慣れているので、ゲランドの塩の色は心配になりますね。
ゲランドの塩の色は汚れではなく、収穫される塩田の粘土質の色です。
ゲランドの塩が灰色の理由は、水面下で結晶化するときにミネラルを含んだミクロ化された粘土質もいっしょに取り込んでいるからです。
灰色のゲランドの塩は汚く感じますが、ミネラル分をたっぷりと含んだ自然の塩そのものなのです。
【ゲランドの塩に含まれるミネラル成分】
グロセル(大粒塩) | セルファン(細粒塩) | フルールドセル(フラワーソルト) | |
---|---|---|---|
塩の結晶 | ピラミッド型結晶の凝集 | 左記のグロセルを乾燥して碾いた細粒 | ピラミッド型結晶 |
マグネシウム(Mg) | 420mg | 435mg | 480mg |
カルシウム(Ca) | 152mg | 160mg | 140mg |
鉄(Fe) | 17.5mg | 17.5mg | 2mg |
塩化ナトリウム(NaCl) | 88,300mg(88,3%) | 96,600mg(96.6%) | 91,700mg(91.7%) |
参考:https://www.ecnac.jp/gueran/ingredients.html
汚く見える灰色は、ミネラル分をたっぷり含んだ粘土質の塩田から収穫された、ゲランドの塩ならではの色味と言えますね。
ゲランドの塩の不純物は問題ないか調査
ゲランドの塩が灰色の理由は分かりましたが、不純物は問題ないのでしょうか?
続いて、不純物は食べても問題ないものなのか調べてみました!
ゲランドの塩には、ナチュール・エ・プログレのオーガニック認証が付いています。
ナチュール・エ・プログレは、厳格な基準を守って作られた製品に、オーガニック認証をします。
ゲランドの塩は塩田の環境や製法、使用する道具の素材にも徹底した管理基準があり、全てクリアしています。
人体に悪影響を及ぼす不純物が入っている可能性は極めて低いと言えます。
今回調べたゲランドの塩「グロセル」とは収穫方法が異なるフルールドセルは、収穫量が少ないため希少です。
水面に結晶ができるため、灰色ではなく純白です。
また、不純物は手作業で丁寧に取り除かれています。
灰色のグロセルより価格は上がりますが、純白のフルールドセルが気になる方は楽天やAmazonで購入することができます!
- 希少なフルールドセルは楽天で購入できます。
- Amazonはこちらから購入できます。
まとめ
今回の記事では、ゲランドの塩がなぜ汚いと言われるのか?汚い理由や不純物は食べても問題ないのかを調査しました!
ゲランドの塩が灰色なのは、結晶化するときに、ミネラルを豊富に含んだ塩田の粘土質もいっしょに取り込んでいたからでした。
見た目は汚く感じますが、自然の力を利用して作られた塩は、加工や添加物は一切加えられていないので、極めてナチュラルな塩です。
不純物が入っている場合もありますが、塩田由来の海藻や砂、エビなどの小さな海の生き物で人体に問題のあるものではありません。
厳しいオーガニック基準をクリアしているからこそ、海中の自然物が入ってしまうことがあります。
どうしても不純物が気になる方は、ゲランドの塩は避けた方がいいです。
ゲランドの塩の安全性については「ゲランドの塩にはマイクロプラスチックは混入してる?安全性と普通の塩との違いを徹底解説」でも紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!
また、ゲランドの塩の販売店については「ゲランドの塩はどこで買える?コストコや成城石井、業務スーパー徹底調査」をご覧ください。
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