【自宅で簡単】低温殺菌牛乳でモッツァレラチーズを作るのはなぜ？作り方とホエーレシピを紹介！

この記事では、ご家庭で出来るモッツァレラチーズの作り方について紹介します。 

たくさんの種類があるチーズの中でも人気の高いモッツァレラチーズ。

今回は、低温殺菌牛乳とお酢だけで簡単に作れるモッツァレラチーズの作り方だけではなく、なぜ低温殺菌牛乳を使うのかについてまとめてみました。 

低温殺菌牛乳でモッツァレラチーズを作るのはなぜ？ 

モッツァレラチーズを手作りしてみよう！と調べてみると【低温殺菌牛乳】という言葉をよく見かけますよね？

なぜ、モッツァレラチーズは低温殺菌牛乳で作る必要があるのかを解説します。 

日本で出回っている牛乳のほとんどは、UHT法と呼ばれる【超高温瞬間殺菌】です。

これは、購入価格をおさえ、日持ちするので購入しやすいという理由があります。 

しかし、モッツァレラチーズ作りでは調理する温度がとても重要になります。 

超高温瞬間殺菌は、超高温で殺菌することによって加熱変性をおこし、ホエーたんぱく質の立体構造が変化します。

立体構造が変化したホエーたんぱく質は、モッツァレラチーズ作りで使用するお酸との化学反応が悪くまとまりづらいため、ホエーたんぱく質が殺菌処理により加熱変性していない低温殺菌牛乳で作る必要があります。 

モッツァレラチーズはノンホモ牛乳で作るのがおすすめ！ 

ここでは、モッツァレラチーズ作りには低温殺菌牛乳の中でも、ノンホモ牛乳を使用することのメリットを解説します。 

市販されている牛乳のほとんどが、含まれる乳脂肪球を均質化（大きさを均一にする処理のこと）しているホモジナイズ牛乳とされています。

本来、均質化される前の乳脂肪球の大きさは、直径0.1μm〜10μm※です。（※1μm＝ 1,000分の1mm） 

しかし、生産工程の中で、ホモジナイズされた乳脂肪球は直径2μm以下の細かい粒子になってしまいます。 

乳脂肪球の大きさが小さすぎると、チーズを作るときに固まりづらくなってしまうため、モッツァレラチーズを作る時は、ホモジナイズされていないノンホモ牛乳で作りましょう。 

【おうち時間に！】低温殺菌牛乳からつくるモッツァレラチーズの作り方！  

★牛乳を温めるときの温度が大切なポイントなので、調理用の温度計が必要です。 

【作り方】 

表面がザラザラ・でこぼこになってしまう時は、もう一度⑤に戻って熱湯につけてみてください！
少し柔らかくなり、素手で触れる程度の温度になってから形を整えてみましょう♪ 

ホエーは捨てないで！栄養たっぷりホエーレシピを紹介！  

モッツァレラチーズを作ると大量のホエーが出来上がります。 

ホエーは乳脂肪分と乳たんぱく質のカゼインが取り除かれ、牛乳に比べると高たんぱく・低脂肪なうえに、炭水化物（乳糖）やカルシウム・ミネラル・ビタミンなどの栄養成分は牛乳にも劣らない量を含んでいます！ 

そんな栄養豊富なホエーを捨てずに活用できるレシピをご紹介します。 

水キムチ

ホットケーキ

カレー

モッツァレラチーズ作りでできたホエーはお酢が入っているため、ヨーグルトなどの上澄みのホエーより酸味があります！ 

モッツァレラチーズをおうちで手作りしてもっと身近に！ 

モッツァレラチーズを料理に加えると一段と華やかになりますよね！

900㎖から作れるモッツァレラチーズの量はごくわずかです。市販品のお値段が高くなるのも納得できますよね。

モッツァレラチーズを作るのに慣れてくると、20分ほどで作れるようになります。

ぜひ、おうち時間にご家族みんなで作ってみてはいかがでしょうか？