【松屋】牛めしに添加物は入っているか徹底調査!無添加はやめたってホント?
松屋は全国に約1200店舗を構える大手牛丼チェーンです。
外食は添加物が多いイメージですが、松屋に添加物は入っているのでしょうか。
松屋の定番人気メニューの牛めしの安全性が気になりますよね。
そこで今回は松屋で人気の牛めしに入っている添加物を大調査しました!
- 松屋の添加物が気になる人
- 松屋は安全なチェーン店なのか知りたい人
松屋に添加物は入っている?
松屋は添加物が少ない牛丼チェーン店として有名ですが、添加物は使っていないのでしょうか?
松屋のメニューに何の添加物が入っているのか実際店舗に行って調査し、不明点はお客様相談室に問い合わせて確認しました。
すると、松屋の牛めしには添加物が入っていることがわかりました。
松屋の牛めしに入っている添加物
松屋の牛めしの原材料について、お客様相談センターに問い合わせましたが、原材料や添加物について公表してもらうことはできませんでした。
しかし、松屋の牛めしは、公式オンラインショップで販売している「プレミアム牛めし」の原材料と同じであることがわかりました。
松屋の牛めしの原材料
原材料 | 牛肉(アメリカ産、カナダ産)、たまねぎ、醤油(小麦・大豆を含む)、白ワイン、砂糖、食塩、たまねぎエキス、ねぎエキス、酵母エキス、植物たん白加水分解物(小麦を含む) |
添加物 | 酒精、着色料(カラメルⅠ)、pH調整剤、香辛料抽出物 |
松屋の牛めしには、清酒、着色料(カラメルⅠ)、PH調整剤、香辛料抽出物が添加物として使われています。
着色料のカラメルについては、ⅠからⅣまであるカラメル色素の製造方法のうち、昔からある製造方法で糖類を加熱して得られる茶色い色素のカラメルⅠです。自宅でも砂糖と水で作ることのできる安全なカラメルです。
気になるのは酵母エキスと植物たん白加水分解物質で、「うまみの増加」、つまりアミノ酸としての役割があります。
原材料にアミノ酸が使用される場合は添加物として分類されますが、酵母エキスとたん白加水分解物は例外です。
これらは食品として分類されますが、本来は添加物として表示するべきと言われている化学的に作られたアミノ酸混合物です。
松屋で使用しない添加物は4つ
松屋は無添加として有名ですが、完全に無添加ではありません。
松屋で使用しない添加物は、うまみ調味料と甘味料、保存料・着色料の4つです。
チェーン店は多くの添加物が使われることが普通なので、添加物が少ないと安心ですよね!
松屋で使用しない添加物①うまみ調味料
松屋では、うまみ調味料は使用していません。
うまみ調味料とは、サトウキビの糖蜜やタピオカでんぷんからうまみの素であるグルタミン酸を作り出し、乾燥させることでできる「うまみの素」です。
原材料表示では「調味料(アミノ酸等)」などで表示されます。
日本発のうま味調味料は、発明から約110年たった現在では世界100カ国以上で使われています。
松屋で使用しない添加物②人口甘味料
松屋では、人口甘味料は使用していません。
食品添加物としての甘味料とは、カロリーを抑えた甘味料で主に清涼飲料水やガムに使用されており、砂糖の何百倍もの甘さを持つことが特徴です。
避けたい甘味料にはサッカリンやアスパルテーム、アセスルファムKやスクラロースなどが挙げられます。
これだけは避けたい人工甘味料はこちらの記事で紹介しています。
松屋で使用しない添加物③保存料
松屋では保存料は使用していません。
保存料は、食品中の細菌が増えるのを抑え、腐敗を防ぐために使われています。
避けたい保存料には安息香酸ナトリウムやソルビン酸カリウム、しらこたん白などが挙げられます。
ヒトへの健康被害がない量での使用が認められている保存料ですが、できれば避けたい添加物の1つです。
松屋で使用しない添加物④合成着色料
松屋では合成着色料を使用していません。
着色料は食品の見た目をよくするために使用されます。
牛丼チェーン店では紅生姜の着色料が気になるところですが、松屋では合成着色料は使用していません。
業務用の紅生姜では石油系タール色素(赤色102号など)が使われることがあります。
松屋は無添加をやめた?
かつて松屋は無添加を売りにしていましたが、現在は「無添加」の表示を一切見かけません。
松屋は無添加をやめたのでは?と思う方もおられると思いますが、果たして実際はどうなのでしょうか?
結論は、松屋は無添加をやめたのではなく、
「『食品添加物の不使用表示に関するガイドライン』が定められたため、合成や人口という言葉を使えなくなった」ことが理由です。
今まで食品会社に委ねられていた「無添加・不使用表記」がルール化されたため、松屋から無添加の表記ができなくなってしまったということです。
松屋は遺伝子組み換え食品を使用しているのか
松屋では遺伝子組み換え食品を使用しているのかも調査しました。
松屋では「納豆とコーンに遺伝子組み換え食品は使用していない」とのことです。
しかし、牛めしに使われる調味料の醤油は、海外製が想定できるので、遺伝子組み換えされた大豆が原料の可能性が考えられます。
さらに、牛丼1杯が低価格であることから牛の飼料となる穀物は、トウモロコシなどの遺伝子組み換え食品が使用されていることはほぼ間違いありません。
【松屋】添加物は入っている?人気の牛めしを大調査!のまとめ
この記事では松屋には添加物が入っているのかを牛めしを対象に調査しました。
牛めしには添加物が使用されていることがわかりました。さらに、食品として分類されている酵母エキスとたん白加水分解物質も使用されていることがわかりました。
一方、牛めしをはじめとする全ての商品に食品添加物としてのうま味調味料と人口甘味料、保存料、合成着色料は使用されていないこともわかりました。
松屋の牛丼は使用しない添加物があり、日頃外食が多い方が添加物の摂取を減らすためにはおすすめですが、食品として分類される酵母エキスやたん白加水分解物質、遺伝子組み換え食品を気にする方にはおすすめできません。
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