コンビニチキンが体に悪いといわれる3つの理由。添加物たっぷりってホント?
コンビニのレジ横にあるカリッと揚がったフライドチキンや、低カロリー&高タンパク質で人気のサラダチキン。
開けてすぐに食べられる手軽さもあり、日常的にコンビニで購入している方も多いのではないでしょうか?
そのコンビニチキンが体に悪いといわれることがあります。
コンビニの総菜は原材料や添加物が不明瞭だったり、揚げ油も気になりますよね!
今回は、コンビニチキンが体に悪いといわれる理由を調査しました!
コンビニチキンが体に悪いといわれる3つの理由
コンビニチキンはなぜ体に悪いと言われているのでしょうか?
ここでは、コンビニチキンが体に悪いといわれる3つの理由を紹介します。
① 鶏肉の産地が外国産
コンビニチキンの多くは、外国産の鶏肉を使用しています。
例えば、セブンイレブンの「ななチキ」や「揚げ鶏」はタイ産の鶏肉を使用しています。
ファミリーマートの「ファミチキ」はタイ産の鶏肉、「ヤンニョムチキン」は中国産の鶏肉、「鶏つくね串」は国産、ブラジル産、タイ産などの鶏肉をミックスして調理しています。
国産であれば安心というわけではありませんが、外国産の鶏肉は日本では認められていない抗生物質や合成抗菌剤が投与されている可能性があります。
また、日本では家畜に肥育ホルモン剤を与えることは禁止されていますが、国によっては使用が認められているところもあります。
しかし、日本では肥育ホルモン剤を使用した鶏肉を輸入することは禁止されていないため、安価に大量に調理されるコンビニチキンに肥育ホルモン剤が使われていることは否めません。
外国産の鶏肉を使用しているコンビニチキンは、できるだけ避けることをおすすめします。
② 使用される揚げ油
コンビニの揚げ物には、ショートニングという油が使われていることがあります。
ショートニングの中には「トランス脂肪酸」が含まれ、血管が詰まるなど体に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、揚げ物を調理すると発生する「アクリルアミド」という物質も、危険性が懸念されています。
(アクリルアミドは、AGEs(終末糖化産物)の一種で、食品を高温調理した時に生成されます。)
さらに、コンビニでは揚げ物をする度に毎回油を交換するわけではないので、古い油を使用している可能性があります。
高温になった油は使うほどに酸化し、過酸化脂質という物質に代わり、血管に負担をかける等、体に悪影響を及ぼすと言われています。
そして、コンビニの揚げ物に使用する業務用の油には、シリコーンが入っています。
シリコーンには消泡効果があり、一度にたくさんの揚げ物を入れても、静かな油面を保ってくれます。
しかし、シリコーン自体が身体に合わない人がいたり、胃など体の不調を訴えたりする人がいるので注意が必要です。
③ 添加物がたっぷり使われている
加工食品には調味料や酸化防止剤などの食品添加物が含まれています。
コンビニのフライドチキンなどにも、おそらく数種類もの添加物が入っていますが、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどの店頭では表示義務がありません。
また、コンビニの店頭や各社の公式サイトにはアレルギー物質の表記があるだけで、添加物は表記されていません。
代わりに一例として、コンビニでよく見かけるサラダチキンの原材料と添加物を紹介します。
ファミリーマート【国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩】
原材料 | 鶏むね肉、食塩、でん粉、発酵調味料、チキンエキス調味料、醸造酢(小麦を含む)、香辛料、デキストリン、たん白加水分解物(小麦を含む)、脱脂粉乳、乾燥卵白(卵を含む)/増粘剤(加工でん粉)、pH調整剤、リン酸塩(Na)、トレハロース、グリシン、酸化防止剤(ビタミンC)、調味料(アミノ酸等)、卵白リゾチーム、ターメリック色素 |
鶏の産地 | 日本 |
価格 | 249円(税込) |
ファミリーマートの「国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩」には、下記の添加物が入っています。
- 増粘剤(加工でん粉)
- pH調整剤
- リン酸塩(Na)
- トレハロース
- グリシン
- 酸化防止剤(ビタミンC)
- 調味料(アミノ酸等)
- 卵白リゾチーム
- ターメリック色素
ファミリーマートの「国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩」は国産の鶏を使用していて、プレーンな塩味なので体に良さそうに見えますが、かなりの量の添加物が含まれていますね。
このように、一見ヘルシーに見えるサラダチキンでさえ添加物がたくさん使われているので、コンビニのフライドチキンなどにはさらに多くの添加物が使われています。
コンビニで買うならどのチキン?
コンビニに売っているチキンの中で添加物が比較的少ないものは、ローソンの「国産サラダチキン プレーン」です。
ローソン【国産サラダチキン プレーン】
原材料 | 鶏むね肉(国産)、植物油脂、還元水あめ、食塩、砂糖、卵たん白、香辛料、脱脂粉乳、でん粉/加工デンプン、調味料(アミノ酸)、リン酸塩(Na)、酢酸Na、乳化剤、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・鶏肉を含む) |
鶏の産地 | 日本 |
価格 | 268円(税込) |
ローソン【国産サラダチキン プレーン】には、下記の添加物が入っています。
- 加工デンプン
- 調味料(アミノ酸)
- リン酸塩(Na)
- 酢酸Na
- 乳化剤
無添加ではないですが、添加物は5つと比較的少なめで、かつ鶏肉は国産でまだ安心です。
また、加工品によく使われるたん白加水分解物が入っていないという点もポイントが高いですね。
ただし、化学調味料である調味料(アミノ酸等)やリン酸塩、加工でんぷんは使用されているため、ヘルシーではありますがあくまでも加工品であるということは気を付けておきましょう。
コンビニのサラダチキンについては、「コンビニで無添加のサラダチキンは売ってる?ローソン・ファミマ・セブンイレブンまとめ」の記事で解説しています。
まとめ
今回は、コンビニチキンが体に悪いといわれている3つの理由について紹介しました。
コンビニのチキンは、添加物が多く使われ、原材料が不明瞭なものや加工時の揚げ油の問題など、食の安全の観点からいうと摂取は控えたい食品です。
コンビニチキンを購入する際は、ローソンの「国産サラダチキン プレーン」がもっとも添加物は少ないですが、大量生産のコンビニでは無添加商品の購入は難しいです。
健康志向の方はコンビニのチキンはなるべく避け、添加物の少ない無添加チキンを選ぶようにしましょう。
無添加のサラダチキンは「無添加サラダチキンはどこで売ってる?スーパー・宅配・通販取扱い店舗まとめ」の記事で紹介しています。
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