洗剤「さらさ」は無添加じゃない!成分・においは安全?

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洗剤「さらさ」は無添加じゃない!成分・においは安全?

毎日使う洗剤は、肌の弱い方や赤ちゃんのいる家庭では、肌にやさしい洗剤を選びたいですよね。

スーパーやドラッグストアで販売されている無添加洗剤が本当に無添加で安心なのか気になりますよね。

そこで、今回は、P&Gから発売されている洗剤「さらさ」について、本当に無添加なのか、成分やにおい、安全なのか調べてみました。

もくじ

洗剤「さらさ」は無添加じゃない!

洗剤「さらさ」は、本当の意味での無添加とはいえません。

容器は全体的に白色をメインにしたデザインで、やさしい色合いの植物、ひらがなで「さらさ」と表記されおり、ナチュラルな風合いに手に取る方も多いでしょう。

そして一番目を引くのが、無添加の表記です。

引用:https://sarasajp.com/detergent

しかし、ここで一番注意してほしいのが、洗剤「さらさ」は蛍光剤・漂白剤・着色料のみが無添加であるということです。

数ある成分の中で3種類が無添加であるというだけで、公式には、18種類もの成分が表記されており、添加物はたくさん入っています。

これでは無添加の洗剤とは言えません。

洗剤「さらさ」の成分は?

次に、洗剤「さらさ」の詳しい成分を紹介します。

洗剤「さらさ」の成分一覧です。

成分名称機能/成分目的
工程剤
アルキルエーテル硫酸エステル塩界面活性剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル界面活性剤
プロピレングリコール安定化剤
粉せっけん分(脂肪酸塩)界面活性剤
直鎖アルキルベンゼンスルホン塩酸界面活性剤
クメンスルホン酸ナトリウム安定化剤
水酸化ナトリウムpH調整剤
エチルアルコール安定化剤
クエン酸水軟化剤
エタノールアミンpH調整剤
DTPA塩金属封鎖剤
アルコキシル化ポリエチレンイミン分散剤
香料香料
ケア成分ケア成分※
塩化カルシウム安定化剤
酵素酵素
シリコーン泡調整剤
※繊維をケアし、衣服本来の肌触りに近づける成分

蛍光剤・漂白剤・着色料は無添加で不使用ですが、気になる成分があります。

ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)は、界面活性剤の一種でPRTR制度で「第一種指定化学物質」に指定されています。

AEは家庭用洗剤や業務用洗浄剤に使われています。

また、量としては少ないですが、PRTR制度に指定されている、直鎖アルキルベンゼンスルホン塩酸(LAS)も使用されています。

LASは洗剤に使われる代表的な合成界面活性剤です。

LASは水生生物の毒性が高く、下水処理がされない場所や家庭排水がそのまま川に流れる場合に使用するのは危険です。

”類や甲殻類(ミジンコ)、藻類を用いた毒性試験において比較的低濃度で急性毒性や繁殖影響さらに遊泳阻害が確認されており、水生生物に対し強い有害性が指摘されています。”

引用:福岡県保健環境研究所 https://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~suishitsu/Topiclas2/topiclas2.html

PRTR制度は「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)」で定められた有害物質を管理するものです。

安全性が認められているものではありますが、あくまでも化学物質の一つ。

できるだけ化学物質に頼らない生活をしている方には、無添加さらさはおすすめできません。

洗剤「さらさ」の合成界面活性剤は?

洗剤「さらさ」には合成界面活性剤が使われています。

成分一覧にある、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは合成界面活性剤の一種です。

まず、界面活性剤とは、本来混ざり合うことのない物質(水と油など)の境界線をなくし2つを混ぜ合わせることができる物質を言います。

洗剤や、化粧品、などにさまざまな場面で必要不可欠な成分の一つでもあります。

合成洗剤には、「石けん系界面活性剤」と「合成界面活性剤」に分けられます。

どちらも合成界面活性剤ではありますが、洗剤「さらさ」には合成界面活性剤が使われているのは、成分表から明らかなのが分かります。

洗剤「さらさ」のにおいは?

さらさの公式YouTubeでは自然な香りとアピールされています。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=9&v=WzMFD_C_Jx4&feature=emb_logo

しかし、実際洗剤「さらさ」のにおいはきついという声があります。

パッケージには、やさしい柑橘系の香りとありますが、においは人それぞれ好みがあります。

特にリニューアル後の評判が悪い傾向があります。

https://twitter.com/SilkTreeCat/status/1545351987964698625

ただし香料はしっかり使われています。

さらさの公式サイトによると

香料成分名 

2,6-DIMETHYL-7-OCTEN-2-OL 

2-T-BUTYLCYCLOHEXYL ACETATE 

3-OCTANOL, 3,7-DIMETHYL

BENZYL SALICYLATE 

BUTYLPHENYL METHYLPROPIONAL 

CITRUS AURANTIUM DULCIS (ORANGE) PEEL OIL 

HEXYL CINNAMAL

 ISOBUTYL METHYL TETRAHYDROPYRANOL 

LIMONENE 

LINALOOL 

METHYLDIHYDROJASMONATE

PENTADECALACTONE

PHENETHYL ALCOHOL 

TETRAMETHYL ACETYLOCTAHYDRONAPHTHALENES 

TRICYCLODECENYL PROPIONATE ⚫ 2022 年 4 月時点の製品情報です。 製品改良などによりお手元の製品と一致しないこともございます。

引用:https://assets.ctfassets.net/ugm1tr5brd4w/35x3p3waO3AXGklLm6eReV/6f965fa67af60b1bf162f2e71885fd57/sarasa-gel_fragrance.pdf

香料については全ての表示義務はなく自主的に開示しているものです。

ただし0.01%以上の香料成分となっているので全てではないかもしれません。

やはり優しい香りでも安全とは言えませんね。

洗剤「さらさ」は安全?

結論、さらさは無添加でも安全な洗剤とはいえません。

安全な商品とは、その商品への信頼度が大きく関係してきます。

洗剤「さらさ」は、表示をきちんと見ないと分からないことがあります。

引用:https://www.amazon.co.jp

蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加というだけで、成分すべてが無添加洗剤であるような誤解を招きやすいアピールをしている

「ママが選ぶ無添加洗剤銘柄No.1」という表記は大きな誤解を招く。

洗剤「さらさ」は無添加洗剤ではなく、正式には、蛍光剤・漂白剤・着色料無添加洗剤になるからです。

正しい知識で洗剤を選びたいですね。

まとめ

今回は、P&Gから発売されている洗剤「さらさ」について、本当に無添加なのか、成分やにおいはどうなのか、そして安全なのか調べてみました。

洗剤「さらさ」は、無添加洗剤ではありません。

一部の成分が無添加であって、添加物は入ってます。

お肌が弱い方は、すすぎを十分するなど対策が必要かもしれません。

赤ちゃんの敏感なお肌を守るためにも「さらさ」はおすすめできません。

『無添加』や『赤ちゃん用の洗剤』と聞くと安全なイメージを持ちますが、必ず全ての成分をチェックし本当に安全か確認しましょう。

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