布おむつはかわいそう?と言われる3つの理由。自然派ママの体験をもとに検証
赤ちゃんのおむつといえば、ほとんどの人は紙おむつを使っています。
布おむつは大人目線だと、紙おむつよりも大変というイメージがあり、布おむつをしている赤ちゃんに対してかわいそうと思う人もいるようです。
一方で近年は、エコ・経済的・肌に優しいなどの理由で、あえて布おむつを使う人も増えています。
この記事では私が実際に布おむつを使い、布おむつは本当にかわいそうなのか、なぜかわいそうなのか、使った感想も交えてまとめてみました!
布おむつがかわいそうと言われる理由
日本では、1980年代半ばから紙おむつの使用量が急激に増え、現在では
- 紙おむつのみを使う人が78%
- 紙おむつと布おむつを併用して使う人が20%
合計で98%の人が紙おむつを使用しています。
参考:https://limia.jp/article/90406/
ほとんどの人が紙おむつを使う日本で、布おむつがかわいそうと言われる理由をまとめ、実際に使って検証してみました。
おむつかぶれをするからかわいそう
布おむつは、おむつかぶれをするからかわいそう
実際に、布おむつは紙おむつに比べておむつかぶれをしやすいのでしょうか?
紙おむつは吸水性が高いため、頻繁に交換しなくても蒸れにくいですが、石油素材が肌に負担をかけることが原因でかぶれやすいと言われています。
一方で、布おむつは綿素材のため肌には優しいですが、頻繁に交換しないと蒸れやすく、かぶれやすくなります。
しかし、布おむつを頻繁に交換していれば尿や便が長時間肌に付着せず、おむつの中が蒸れることも少なくなることから、総合的に見れば、肌に優しい素材である布おむつのほうがかぶれにくいということになります。
実際に布おむつを使っていますが、頻繁におむつチェックをして交換すれば、おむつかぶれを防ぐことができています。
紙おむつの性能が良くなっているのにかわいそう
紙おむつの性能が良くなっているのに布おむつを使うのはかわいそう
紙おむつの性能は日々進化しており、吸水性が高く赤ちゃんが不快感を感じないようになっています。
中には12時間経ってもさらさらと謳うものもあります。
性能の高い紙おむつは、1回や2回の排尿ですぐにおむつ交換をしなくても、赤ちゃんが快適に過ごせるように作られています。
一方、布おむつは通気性が悪いため、排尿や排便した状態だと、紙おむつに比べて不快感が高いことが想像できます。
しかし、不快感が高いことはメリットにもつながります。
- 赤ちゃんが不快感がわかることは布おむつの良さとされています。
- 赤ちゃんが不快感を泣いて教えてくれるため、排泄のコミュニケーションがとれ、不快感のセンサーが育つと言われています。
また、まっさらな状態であれば、石油素材の紙おむつよりも、綿素材の布おむつの方が肌あたりは快適ですね。
実際に布おむつを使ってみて、100%ではありませんが、赤ちゃんが泣いて不快を教えてくれ、おむつを交換すると泣き止むということがありました。
これは、赤ちゃんの性格によるので、泣いて教えてくれる赤ちゃんもいれば、泣かない赤ちゃんもいるようです。
しかし、泣いても泣かなくても濡れたおむつは不快なのには違いありませんので、親が赤ちゃんの排泄を小まめに気にし、おむつチェックを行うことが必要です。
よって布おむつは性能が良くないからかわいそうとは一概には言えず、紙おむつでは難しい排泄のコミュニケーションをとることができます。
おむつを洗う時間があるなら遊んであげた方が良いからかわいそう
布おむつは洗濯をしなければならないため、おむつを洗う時間があるなら遊んであげた方が良いからかわいそう
紙おむつは使い捨てのため、使用後はクルクル丸めてゴミ箱に入れるだけです。
一方、布おむつは使用後に尿や便をシャワーなどで予洗いし、バケツなどでつけ置きし、洗濯機で洗濯をして干し、乾燥後は畳むという一連の作業が発生するため、その時間を遊んであげる時間に当てたほうが良いという考え方もあります。
実際に布おむつを使ってみて、私は洗濯乾燥機を使っているのでほぼ洗濯機任せで、干す・畳む作業も通常の洗濯物が増える程度。
時間がかかるのは、主に予洗いの作業でした。
予洗いはできるだけすぐに行った方が良いため、予洗いの最中に泣き声が聞こえてくるとそのタイミングであやせなかったりすることも。
赤ちゃんの機嫌の良い時にできれば良いのですが、いつもそうとは限らず、タイミングを合わせるのはなかなか難しかったです。
とはいえ、泣いている時にすぐに対応ができないことがあるのは、予洗いの時間に限ったことではないので、その分排泄のコミュニケーションを密にとったり、他の時間でたっぷり愛情を注げば、釣り合いがとれると感じました。
布おむつを実際に使ってみた感想
布おむつ育児を楽しむために、「決して無理をしない」というポリシーで、気が乗らない時や夜間は紙おむつを使うなど、ゆるく布おむつを取り入れました。
そのおかげでおむつ交換の時間も楽しめ、洗濯も予洗いのタイミングが難しいだけで、それ以外は思ったほど大変ではありませんでした。
布おむつ育児で赤ちゃんと排泄コミュニケーション
布おむつを実際に使ってみて、赤ちゃんの排泄の間隔が少し掴め、サインを受け取って対応することで、紙おむつにはない排泄のコミュニケーションができるようになりました。
正直なところ、自分の睡眠もままならず、おむつ交換や授乳回数が多い新生児から使うというのは自信がありませんが、育児に慣れ、生活リズムも整ってくる3〜4ヶ月頃からであれば楽しんでできそうだと感じました。
とはいえ、赤ちゃんの個性でそれ以外で手がかかることがあったり、2人目や3人目の子供の場合は、気持ちの余裕も違ってくると思いますので、楽しんでやりたいという気持ちと、無理のない範囲でやることが大切だと思いました。
布おむつにはメリットもたくさん!
布おむつのネガティブな部分もたくさん紹介しましたが、紙おむつにはない良さもたくさんあります。
- 初期費用はかかるが、ランニングコストはかからず経済的
- 布おむつを使うことでお金を節約でき、その分のお金を子供のために使う
- 快・不快の感情を通して赤ちゃんの発達に良い影響があったり、まっさらな状態では肌あたりが良かったり、トイレトレーニングがスムーズに進みやすかったりと赤ちゃんにとってもメリット
これらのことから布おむつだからといって、一概にかわいそうとは言えないということがわかりました。
まとめ
布おむつはかわいそうかどうか、実際に布おむつを使って検証して、感想を記事にしてみました。
布おむつは紙おむつと比べて手間もかかりますが、紙おむつにはないメリットもたくさんあり、小まめに交換できたり、排泄のコミュニケーションをとったり、遊んであげられなかったら愛情をたっぷり注げば、かわいそうではないということがわかりました。
今の時代は選択肢がたくさんありますので、自分が良いと思った方法で、赤ちゃんのお世話を楽しんでしていけると良いですね。
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