ケンタッキーの鶏肉が危険でやばいと言われる理由!安全性は大丈夫なのか調査

ハーブとスパイスが効いたフライドチキンが有名なケンタッキー。
日本で50年以上営業を続けているファーストフードの大手チェーンです。
そんなケンタッキーの鶏肉が危険でやばいとネット記事が出てくることがありますが、その噂は本当か気になりますよね?
そこで、今回はケンタッキーの鶏肉が危険でやばいと言われる理由と、ケンタッキーの安全性は大丈夫なのか調査しました!
ケンタッキーの鶏肉が危険?

結論からいうと、ケンタッキーの鶏肉は危険ではありません。
ケンタッキーの鶏肉は、「国内の契約している登録指定農場で育てられた鶏肉のみ」を使用していると明言しています。
登録指定農場では、徹底した管理のもと飼育が行われており、鶏の加工処理も指定工場で行われています。
ではなぜケンタッキーの鶏肉が危険という噂が流れるのでしょうか。
2014年には中国で期限切れの鶏肉を使用していたことが発覚しています。
もちろんこれは海外のケンタッキーでの事件であり、日本のケンタッキーのことではありません。
また、中国のケンタッキーで、2016年に遺伝子組み換えの鶏肉を使用したとのフェイクニュースが報じられました。

その際ケンタッキーは強く否定し、フェイクニュースを流した会社は裁判で敗訴しています。
このように、中国でのケンタッキーのフェイクニュースもあり、日本でも「ケンタッキーの鶏肉は危険」という噂がネット記事になってしまったのですね。
ケンタッキーの鶏肉はやばい?


ケンタッキーで使用されている鶏肉は、ブロイラーという品種です。
スーパーなどで売られている鶏肉で若鶏と表記されているものと同じ品種です。
このブロイラー、実は色々と問題視されている品種でもあり、「やばい」と噂になってしまう理由に関係しています。
ブロイラーは短期間・少ない餌で・多くの肉がつくように品種改良されて生まれた品種で、平均で生後50日のわずかな日数で出荷されます。
ですが、ケンタッキーでは生後38日前後の中雛を使用しています。



随分短い期間ですよね。
短い期間で食用加工ができるまで太らせる=急激に太らせる、ということになります。
無理やりエサを食べさせるために、ホルモン剤を投与する飼育方法があります。
日本では肥育ホルモンの使用は認められていませんが、2010〜11年の調査で、中国のケンタッキーで使用している鶏肉から許可されていない肥育ホルモン剤が投与されていることが確認されました。
その後の2012年には中国のケンタッキーで、基準値を大きく上回る抗生物質が含まれていたことも発覚しています。
過剰なホルモン剤や抗生剤の投与の発覚は海外での事件であり、日本のケンタッキーでは国産100%の鶏肉を使用しているため、ホルモン剤の使用の心配はありません。
ですが近頃はブロイラーの飼育方法に、アニマルウェルフェアの観点からNGOから反対意見が上がっています。
2021年9月、ケンタッキーもアニマルウェルフェアに賛同する意志を示しました。



今後、鶏の飼育方法も改善されることを期待したいですね。
参考文献:
中国人も「食べたくない」驚愕の成長ホルモン漬け“速成鶏” | 文春オンライン (bunshun.jp)
ケンタッキー・ピザハット・タコベル、世界的なケージフリーポリシーを発表:数百万の鶏がケージから解放されます| 畜産動物たちに希望を Hope For Animals|鶏、豚、牛などのアニマルウェルフェア、ヴィーガンの情報サイト
ケンタッキーの安全性は大丈夫なのか?
ケンタッキーは食の安全性を企業ポリシーとしています。
鶏肉は国産100%であり輸入鶏肉が使われていないのは安心ですが、原材料や添加物の安全性が気になりますよね。
しかし実際は、ケンタッキーの商品には添加物が使用されています。
例えば、ケンタッキーを代表するオリジナルチキン。
オリジナルチキンの衣には着色料(パプリカ色素・V.B2)と調味料(アミノ酸等)といった添加物が使用されています。
他にも、カーネルクリスピーやチキンナゲットといった商品にも添加物が多く使用されています。
ケンタッキーが使用している添加物については、「ケンタッキーは添加物を使っているか調査!トランス脂肪酸や鶏肉がやばいってホント?」 の記事で解説しています。


まとめ
この記事では、ケンタッキーの鶏肉が危険でやばいと言われる理由!安全性は大丈夫なのか調査しました。
過去に中国で肥育ホルモンの使用や基準を超える抗生物質が検出されるなどの事件がありましたが、日本ではそのような事件は起こっていません。
ケンタッキーの鶏肉は国産100%で産地が明らかですが、飼育期間が短く、アニマルウェルフェアについても改善に期待したいですね!
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