フッ素加工フライパンはなぜ体に悪い?危険な理由を解説!

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フッ素加工フライパンはなぜ体に悪い?危険な理由を解説!

フライパンと言うと手軽で便利な、フッ素コートフライパンをイメージする人は多いと思います。

しかし、実は体に悪いことを知っていますか?

日本ではデパートやホームセンターでフッ素加工のフライパンが売られていますが、実はアメリカでは2000年代から規制されています。 

ダイヤモンドコート、ハードコート、マーブルコートフライパンとメーカーによって、さまざまな読み方がありますが、どれもフッ素樹脂加工のフライパンです。

なぜフッ素樹脂加工フライパンが体に悪いのか?

使用することによって、人体にどんな影響が出るのか気になるところだと思います。

この記事では、フッ素コートフライパンの体に悪い理由と危険性について解説していきます。

今フッ素コートフライパンを利用されている方は危険性が少なくなる使い方が分かります。

もくじ

フッ素加工フライパンが危険な理由は?

フッ素樹脂は人工的に作られたものです。

熱にならなければ、無害で問題はないのですが、高温になると有害物質が溶け出してしまいます。

人工の化学物質が補助剤として使われている

人工物であるため毒性が高いのではないかと言われ続けており、米国やヨーロッパでは2000年初めから自主規制されるようになりました。

フッ素コートフライパンには、だいたいPFOAが含まれています。

空焚きで30秒以上加熱すると、このPFOAから有害物質がでてきます。

さらに加熱を続けると、揮発して有害なガスが出てしまいます。

フッ素コートフライパンはなぜ体に悪いの? 

細かい粒子が飛び散ると言われても、何が悪いかわかりませんよね?

フッ素コートフライパンはなぜ体に悪いのか解説していきます。

咳や熱といった風邪症状が出る 

ガスを吸ったことでインフルエンザ症状が出る場合も。

しかし、喉の痛み熱などが出たぐらいでは数日したら直るのでは?と思う方もいるかもしれません。

アメリカでは、長年使用することで発がん性や危険があると発表しています。

こちらの論文は、日本で実際に起こった症例です。

”フッ素樹脂は日用品に汎用されるが、過燃焼によりヒュームを生じ、時に肺障害をきたし得る。
症例 55歳女性、鍋に火をかけて寝てしまい、2時間後に呼吸困難を自覚し当院へ搬送となった。発熱と低酸素血症があり、胸部CTにて中枢側優位のすりガラス陰影を認めた。気管支鏡検査では気管支肺胞洗浄液にて好中球増多があり、経気管支肺生検では軽度の胞隔炎の所見であった。フッ素樹脂加工鍋の使用歴から、ポリマーヒューム吸入による肺障害と診断した。症状や画像所見は速やかに消失し、第7病日に退院となった。
結論  ポリマーヒューム熱は日常生活の中で起こり得る疾患として注意が必要であるため、報告する。”

引用:2016特定非営利活動法人日本呼吸器内視鏡学会

ここで書かれているポリマーヒュームとは、PFOAを加熱しすぎたことで出る有害なガスのことです。

フッ素が剥げるとアルミニウムが溶け出る

フッ素コートがはがれてしまうと、中から見えてくるのはアルミニウムです。

このアルミニウムは多量にとると体に悪影響が出ます。

厚生労働省でもこのように伝えています。

ラットを用いた動物実験では、アルミニウムを多量に投与したときに腎臓や膀胱への影響や握力の低下などが認められています

引用:厚生労働省

誤った使い方をしてしまうとアルミニウムが溶け出る可能性がありますので注意が必要です。

フッ素コートフライパンをなるべく危険性を少なく使う方法

フッ素コートフライパンをお使っていても、すぐに買い替えたほうがいいと思いながらなかなか買いに行けないかもしれないしれません。

基本的には正しい使い方をしていれば問題ありません。正しい方法は、以下の3つです。

空焚きをしない

空焚きをすると表面温度が高くなり、有害物質が溶け出しやすくなります。

ついつい目玉焼きなどを作るときに火をつけてから、冷蔵庫に卵を取りに行きがちですが、それは要注意です。 

また、大きいフライパンにソーセージを1本だけなど食材以外の部分は空焚きしているのと同じ状態になるので危険です。

フライパンを使うときは、フライパン表面を覆うだけの適量の食材を入れて炒めましょう。

中火以下にして換気扇を回す

有害なガスを吸い込んでしまうリスクを減らすために、必ず換気扇は回しましょう。

高温になりすぎないようにするためにも、弱火から中火ぐらいがベストです。 

インコやオウムを飼っている家庭では小鳥の方が人間よりも体も小さく、毒が回るリスクが大きくなるため、必ず換気扇を回すことが大切です。 

傷がついたり剥げたフライパンは廃棄

長年フッ素コートフライパンを使っているとフッ素が取れてきて、こげつきやすくなります。

するとその先から出てくるのはアルミニウム

長年使うとフッ素が剥げたあとのアルミニウムも摂取することになります。

アルミニウムは人間が大量に摂取すると悪影響が出る物質です。

もし傷がついていたり、コーティングが剥がれた場合には、早めに廃棄しましょう。

まとめ

このようにフッ素コートフライパンは便利な反面、高温にすると体に悪い物質が出てくるので気をつけましょう。

危険なことを知った上で、正しく扱えば問題ありません。

仕事で忙しい時にはフッ素加工の便利なフライパン、休日には鉄フライパンにするなど自分で工夫してもいいかもしれませんね。 

正しい使い方を身に付ければ、フッ素加工フライパンでもリスクはかなり減らすことができますよ!

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