重曹とクエン酸の効果と活用方法!ナチュラルクリーニングでシンプル生活を送ろう

この記事では、重曹とクエン酸の活用方法を紹介しています。
重曹とクエン酸はナチュラルクリーニングの代表的な存在で、いろいろなものに使えます。
それぞれ特性が異なるため、両者の特性を理解して用途を使い分けていくことが大切です。

重曹とクエン酸の特性と活用方法をまとめてみたので、ぜひチェックしてお家のお掃除に役立ててみてくださいね!
重曹の効果と活用方法
重曹の効果


100円ショップやスーパーなどでも手軽に手に入れることの出来る重曹。
重曹の成分は炭酸水素ナトリウムで、水に溶かすと「弱アルカリ性」になり、酸を中和します。酸を中和するとき二酸化炭素が発生し、この性質を利用して汚れ落としに使います。
特徴としては
研磨効果:茶渋や鍋の焦げ付きなどの汚れ落としのクレンザーの役目
吸湿防臭効果:臭いを消したり、湿気を吸ってくれる
発砲作用:頑固な汚れを落としたい時
軟水作用:水を柔らかくします
中和作用:酸性の汚れを中和し汚れを取れやすくする
このように、さまざまなシーンで役立つ上、人体にも無害で安全なので小さいお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。
薬用や食用の重曹を掃除用に使うことは問題ないですが、工業用の重曹を薬用や食用に使うのは避けましょう。
重曹の活用方法


重曹スプレー
重曹を水に溶かして作る重曹スプレーは、油汚れや手垢、消臭に効果的です。
人体にも安全な素材なので、特に食べ物を扱うキッチン周りの掃除は安心ですね。
重曹スプレーの使用例
〇キッチン・・・五徳やコンロ周り、冷蔵庫の拭き掃除
〇リビング・・・カーペットのお掃除、カーテンの消臭
重曹スプレーの作り方
〈材料〉
・水(またはぬるま湯)・・・100ml
・重曹・・・小さじ1杯
・スプレーボトル
〈作り方〉


重曹ペースト
重曹ペーストは重曹を水で溶かしてペースト状にしたものです。
ペースト状にすることで汚れへの密着度が高まり研磨作用と油の分解作用を発揮させるため、重曹スプレーでは落ちにくい頑固な汚れに効果的です。
重曹ペーストの使用例
〇キッチン・・・換気扇の油汚れ、鍋やフライパンの焦げつき
〇お風呂・・・床や壁の皮脂汚れ



重曹ペーストの使い方は、汚れている箇所に重曹ペーストを塗り、15~30分放置した後、スポンジで磨き、水で洗い流します。
重曹ペーストの作り方
〈材料〉
・水・・・大さじ1杯
・重曹・・・大さじ3杯
・容器
・スプーン
〈作り方〉


重曹クレンザー・重曹粉(粉末のまま使う)
重曹の細かい粒子で傷つけることなく汚れを落とします。
また、水で洗えないものは重曹を粉のまま振りかけて使いお掃除することも出来ます。
重曹クレンザー・重曹粉の使用例
〇キッチン・・・シンクの水垢(重曹クレンザー)
〇リビング・・・カーペットの汚れ、オムツ用のゴミ箱の消臭(いずれも重曹粉)
重曹クレンザー・重曹粉の使い方
重曹の粉を
- シンクに振りかけて、濡れたスポンジで磨き、水で流した後にから拭きをします。
- 粉末のままカーペット全体に振りかけて、なじませてから掃除機で吸い取ります。
- 消臭には、瓶やお茶パックに重曹を入れて置いておきます。ハッカ油を2~3滴たらしておくとさらに消臭効果が高まります。
重曹を使う際の注意点
重曹は畳や木、麻などの天然素材には、素材が傷んで変質してしまうため使用が出来ません。
また、重曹をクレンザーとしてシンクなどで使う際には、重曹の量を使いすぎないように注意しましょう。



重曹は傷つきにくい成分ではありますが、研磨作用があるので、量には注意しましょう。
クエン酸の効果と活用方法


クエン酸の効果
クエン酸は、サツマイモのデンプンから作られた「弱酸性」の粉末です。
弱酸性という特性から水垢や石鹸カス、トイレの尿石などのアルカリ性の汚れを落とすのに適しています。
特徴としては
浸透・剥離・溶解作用:汚れをゆるめて落ちやすくする
抗菌作用:菌を抑えて清潔に保つ
消臭作用:悪臭を消して空気をクリアにする
還元作用:サビやくもりをとってピカピカにする
クエン酸はお風呂や洗面所、トイレなどの水回りのお掃除はもちろん、電気ケトルや食洗器のお掃除にも使える便利なアイテムです。



クエン酸は天然素材で安全性の高いものなので、重曹同様安心して使えるのが嬉しいですね!
クエン酸の活用方法


クエン酸スプレー
クエン酸を水で溶かして液体洗剤にして、水回りの汚れ落としに活用してみましょう。
クエン酸は水垢や石けんカス、トイレの黄ばみや尿石の汚れを落とすのに最適です。
クエン酸スプレーの使用例
〇お風呂、洗面所・・・鏡の鱗汚れや蛇口の水垢
〇トイレ・・・便器の黄ばみや尿石、アンモニア臭
クエン酸スプレーの作り方
〈材料〉
・水(またはぬるま湯)・・・200ml
・クエン酸・・・小さじ1杯
・スプレーボトル
作り方
クエン酸水
水にクエン酸を溶かして使うクエン酸水。
普段のお手入れでは落ちない固まった水垢や黒カビが発生している場合は、クエン酸水につけ置きをして本格的に汚れを落としましょう!
クエン酸水のつけ置きの使用例
〇お風呂・・・シャワーヘッドの水垢
使い方
クエン酸粉(粉末を活かして使う)


水垢汚れは粉状のクエン酸を使用して落としていきます。
キッチン家電の製品の内側や底についている白くなった汚れも落としていきましょう。
クエン酸粉の使用例
〇キッチン・・・電気ポット・ケトル、食洗器の洗浄
電気ポット・ケトルの洗浄の使い方
食洗器の洗浄の使い方



クエン酸の量は食洗器の大きさによって変わりますが、普通サイズであれば大さじ3杯、小さめの食洗器なら量を少し減らしましょう。
お手入れコースがない機種は、すすぎの温度を高くして長時間洗浄のコースで運転させましょう。
クエン酸を使う際の注意点
クエン酸は塩素系の製品と併用すると有毒な塩素ガスを発生させる為、大変危険です。



混ぜて使ったり、一緒に使うことは絶対にしないでください。
また、大理石などの石材は炭酸カルシウムが主成分なので、酸で溶けてしまいます。
鉄などの金属も酸が残るとサビの原因となるため、クエン酸の使用はできません。
重曹とクエン酸の効果と活用方法のまとめ
重曹とクエン酸の効果とお掃除の活用方法をまとめてみました。
重曹もクエン酸もどちらもナチュラルな素材で出来ています。
どちらのアイテムも、汚れの性質が同じであれば家じゅうどの場所でも同じ洗剤でお掃除が出来ます。
台所用、お風呂用、トイレ用とあれこれ洗剤を揃えなくていいので物も増えず、お財布にも優しいですね!
人体への負担も少なく、地球にも優しいナチュラルクリーニングでシンプルな生活を始めましょう。
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